更新日: 2022年3月4日
東京電力株式会社福島第一原子力発電所事故の影響により宮城県内企業が自社の製品に対する放射線量を測定することを取引先から求められる事例があるため,宮城県産業技術総合センターで県内の工業製品の放射線量率を測定する技術支援を実施します。「汚染状況の把握」から「より精密な汚染値の把握」まで,幅広い企業支援を行っております。
汚染状況の把握を目的とした放射線量率測定(試験分析事業)
「サーベイメータ」により表面汚染(主にベータ線 [cpm])や製品近傍の空間線量率(ガンマ線 [μSv/h])を測定します。対象は,主に放射性物質が製品表面に付着していないかどうかを確認する必要がある加工品,機械等の工業品です。
「サーベイメータ」による放射線量率測定
- 測定の申込みは,必ず事前に予約していただきます。測定する試料の内容,大きさ,重量等によっては測定できない場合があります。担当者と相談の上,放射線量率測定依頼書に必要事項を記入し,指定された測定日当日に持参願います。
- 試料は,一個ずつ透明なビニル等の袋に入れ,密閉してください。
- 受付および試料の搬入は,施設北側にある出入口で行います。内線電話を設けてありますので担当者をお呼び出しください。
- 本測定の前にスクリーニングを行います。測定値が 0.23μSv/h を超えた場合は本測定を行いません。
- 手数料は「宮城県収入証紙」での支払となります(当施設内に売りさばき所があります)。依頼書の貼付欄に証紙を貼り,提出してください。
- 本測定では,製品表面における放射線量率(ベータ線 [cpm]またはガンマ線 [μSv/h])を測定します。測定終了後の試料は全てお持ち帰り下さい。
- 成績書を発行し,依頼書に記入された住所へ郵送します。手渡しを希望される場合には発行日をお知らせしますので,当センターまでお越しください。
- 特殊な試料等については,事前に相談してください。
開始時期
平成25年4月1日
1件あたりの測定料金
測定対象
宮城県内の企業が生産する製品(持ち込み可能な大きさのもの)
お問い合わせ先
宮城県産業技術総合センター 機械電子情報技術部 デバイス技術開発班
TEL:022-377-8700
相談受付フォーム
[ E-mail: soudan-itim@pref.miyagi.lg.jp