更新日: 2024年1月5日
多数のセンサを異なる場所に配置しデータを収集する多点センシングは、IoTの重要な要素である。また、多点センシングを行う無線センサの電源として、環境発電の応用が期待されている。一方で、多点センシングにより得られるデータは、膨大な量となり、画像処理等において使用されるビッグデータ処理技術の活用が必要となる。そこで本研究では、多数接続可能、カスタマイズ可能な自立電源の多点無線センサシステムを開発し、地域企業等へ技術移転するとともに、ビッグデータ処理の中でも特に重要な画像処理AI技術を、地域企業が導入しやすい形で技術移転することを目標とした。結果として、自立電源化可能な省電力の多点無線センサシステムを開発し、室内温度の測定、工程見える化への応用、地震検知及び獣検知への応用を試み、有効であることを確認した。また、無線センサへの環境発電の活用を試みた。さらに、画像処理AIについては異常検知AI、アノテーションツール、説明可能AIについて調査を行ったので報告する。
【地域企業競争力強化支援事業 令和3年度~令和4年度】/ 技術シーズ(令和4年度終了課題)
関連情報
保有する産業財産権
蓄電回路(特許第6796843号)
遮断回路(特許第7392938号)
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