更新日: 2023年2月17日
近年,自動車用材料における高張力鋼板の使用率が上昇しており,その強度も改良されているが,金型のコーティング技術は従来のTiCN等のPVD膜のままであり,さらなる性能向上が望まれている。一方,東北大学の吉見らによって開発されたMoSiBTiC合金は高い耐熱性と耐摩耗性を有しており,金型への応用も期待できる材料であるが,耐酸化性が低いことが実用化への課題となっている。そこで,本研究では,MoSiBTiC合金の耐酸化性を改善するとともに,耐熱・耐摩耗コーティングとしてプレス金型やダイカストマシンの部品として応用できないかを検証するため,開発したMoSiBTiC合金を粉末焼結して高温圧縮強度を評価するとともにアルミ溶湯との反応性の評価を行った。
【県単独試験研究 令和2年度~令和3年度】
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