更新日: 2022年3月17日
国立研究開発法人防災科学技術研究所雪氷防災研究センターとの共同研究により,山形県新庄市と新潟県長岡市で曝露試験を行った結果,雪質の異なる両市ともに,設置後5年経過してもワックス添加塗料を塗装した4寸勾配パネルが対照塗料(一液シリコン塗料)より先行して滑雪する現象が観測された。
そこで夜間低温時及び日照に伴う気温上昇時の2種の環境下の滑雪現象に着目し,人工降雪装置を用いた低温実験を行った結果,夜間零下を模した室温-5℃下では雪抵抗計測によって,日照による気温上昇を模した室温上昇時には,自然落雪に要する時間の差によって滑雪性能を評価できることを確認した。