説明
用途
- 熱可塑性樹脂のメルトマスフローレイト(MFR)の測定
特徴
- ヒーターで加熱したシリンダ内に樹脂を充填・溶融した後に、シリンダの上部からピストンと所定のおもりを載せ、シリンダ下部のオリフィスから樹脂を押し出します。
- 10分あたりの押出量[g]を計算し、メルトフローレイト(MFR)[g/10min]とします。
利用例
- 成形材料のグレード変更やロット変更を行うにあたり、変更前後の材料の流動の良否を比較・確認
- 成形品のOK品とNG品をそれぞれ粉砕してMFRを測定し、樹脂劣化の度合いを推測、対策に役立てる
スペック・付属品等
- 熱可塑性プラスチックのMFR(メルトマスフローレイト,g/10min),MVR(メルトボリュームフローレイト,cm3/10min)を測定
- 使用可能温度範囲 : 100~350℃
- 所有ウエイト :0.325kg,1.2kg,2.16kg,3.8kg,5kg,10kg,21.6kg
試料要件
- ペレットサイズ
- できるだけ粒の大きさが揃っていること
- 1回の試験につき、8g程度
得られるデータ
- A法:MFR(メルトマスフローレイト)
- B法:MFR(メルトマスフローレイト),MVR (メルトボリュームフローレイト)
注意事項
- 測定を希望する全ての材料について、以下の資料を提出してください。
- 商材名のほか、特に構成物質名、含有割合、融点、沸点、分解点、粒径分布、硬度等、安全な取扱い範囲が判断できる資料
- 材料メーカーが発行している成形条件表、取扱い上の注意事項等
- 作業者の安全及び機器・室環境の保全のため、特に以下に類する材料の測定はお断りします。
- 人体及び機械に対して有害な物質が発生する材料(塩素系材料、フッ素系材料、一部難燃剤、一部バイオマス系材料等)
- ガス、粉塵が発生する材料
- 高硬度充填材を含有する材料
- 充填材含量の大きい材料
- 清掃が困難な材料
- 作業により発生する廃材等は全てお持ち帰りください。