リアルタイムOS入門(オンライン・演習付き)


イベント詳細


概要

本研修では,リアルタイムOS導入時の考え方,プログラミング方法を学習し,これからリアルタイムOS上でプログラムを開発しようとする方に最適です。マルチタスク・プログラミングの考え方は,実装のみならず設計工程においても基本知識として有用です。
(広く普及しているμITRON4.0仕様リアルタイムOSを題材とします。)
本研修は,昨今の新型コロナウィルス感染拡大の状況を踏まえ,オンライン型研修として実施します。
実習は仮想ハードウェア(シミュレータ)上で行い,演習プログラムを配付しますので,受講後も継続して学習できます。

実施要領

  • パンフレット(受講案内書)のダウンロードはこちらから
  • 日 時:令和4年7月27日(水),28日(木) 10:00~16:30(9:30から受付開始)
    • 2日間,別々の学習内容です。通しで受講いただきます。
  • 講 師:宮城県産業技術総合センター 職員
  • 会 場:オンライン開催
  • 目 的:リアルタイムOSの基本的な考え方,プログラミング方法を学習する。
  • 主 催:宮城県産業技術総合センター
  • 対象者: 組込みソフトウェア開発者の方(社会人)
  • 前提知識:C言語による組込みシステムの開発経験(2年程度)

プログラム

  1. RTOSの基礎
    • リアルタイムOSとは?
    • リアルタイムOSの利用のメリットとデメリット
    • リアルタイムOSの同期通信機能
  2. 開発環境の確認
  3. ITRON
    • ITRON仕様
    • ITRONの同期・通信機能
  4. ITRON基本プログラミング実習
    • 実行・開発環境の使用方法
    • タスク生成方法
    • デバッグ方法
    • マルチタスクプログラミング
    • 周期ハンドラ
    • 割込みハンドラ
  5. ITRON同期・通信機能プログラミング実習
    • セマフォによる排他制御
    • イベントフラグ, データキューによる事象通知

お申し込み

受講を希望される方は,下記の受講申込書に記名・押印いただき,締切日までに到着するように,郵送にてお申し込みください。

  • 受講申込書のダウンロードはこちら
  • 申込締切:令和4年6月24日(金)(必着)
  • 送付先
    • 〒981-3206 仙台市泉区明通2丁目2番地
    • 宮城県産業技術総合センター 機械電子情報技術部 情報技術開発班 担当:今井

注意事項

  • 代表者の欄には,法人にあっては,法人の名称,主たる事業所の代表者氏名をご記入ください。また,印の箇所には法人名が入った印を押印してください。
  • 応募者多数の場合
    • 早期に受付を終了させていただく場合がございます。
    • 1社より多数お申し込みの場合,調整させていただく場合がございます。
  • 受講が決定した場合,受講決定通知書及び受講料納入通知書(振込用紙)を送付します。受講料を所定の金融機関(ただし,ゆうちょ銀行を除く。)にて,納入通知書に記載の期日までに納付してください。

受講,申し込みにあたってのQ&A

  • Q:宮城県外の会社でも受講可能ですか?
  • A:はい。可能です。詳しくはお問い合わせください。
  • Q:有料研修の受講申込書の代表者印はどのような印が使用できますか?
  • A:法人名(企業名)が入った印を押印してください。
  • Q:申込の後,支払いなどはどのようにすればいいのですか?
  • A:申込締切日後,1週間から10日後くらいに申込者様宛に「受講決定通知書」と「受講料納入通知書(振込用紙)」を送付します。所定の金融機関にて,納入期限までにお支払いください。(宮城県外の方は,お近くに取扱い金融機関があるかこちらのリンク先にてご確認ください。ただし,ゆうちょ銀行では取扱いできません。) 尚,「受講決定通知書」の受け取り後のキャンセルはできませんのでご注意ください。
  • Q:申し込んだ人が急に行けなくなった場合,代理で社内の他の人が受講することは可能ですか?
  • A:はい。可能です。その場合は受講日前日までに連絡をお願いいたします。
  • Q:受講料の支払いが社内経理の都合上,期日までには振り込めない場合はどうすれば良いですか?
  • A:振込期日までに必ず事前に連絡をお願いします。

受講について

オンラインセミナー配信システムZoom

  • 実習のサポートを円滑に行うため,受講者のツール操作画面を講師や他の受講者と共有していただきます。

教材

名古屋大学 大学院情報学研究科附属組込みシステム研究センター(NCES)の公開教材「組込みプログラミング初級」(RL78)(シミュレータ対応)(10章~12章)を使用します。講義内容の事前確認,予習などに御活用ください。

  • マイコン:RL78(ルネサスエレクトロニクス社製)
  • 開発環境:CS+

実習用パソコンについて

開発ツールの評価版をインストールしたパソコン(Windows8以降)をご準備ください。ツールのインストール方法については,申込み受付後,別途,ご連絡いたします。

また,ディスプレイが複数あると,より快適に受講いただけます。(Zoom用と実習用)

オンライン研修・セミナーについて

本イベントはオンライン会議システムZoomを使い開催いたします。WEBカメラとマイクをご準備の上ご参加ください。

Zoomの事前準備

  • 講師とのコミュニケーションのため,WEBカメラとマイクをご準備ください。
  • 受講者は,有償ライセンスは不要です。
  • 近い距離で複数人が受講する場合,ハウリング防止のため,スピーカーではなくイヤホン等をご利用ください。
  • Zoomは必ず最新版にアップデートの上,ご参加ください。
  • WEBブラウザからも接続できます。最新版のブラウザ(Edge,Chrome等)をご準備ください。
  • 接続方法に関する個別対応はいたしかねます(一部の研修とセミナーでは接続テスト有り)。
  • https://zoom.us/testでZoomの基本動作を確認できます。
  • その他,Zoomの利用に必要な環境や要件等はZoomのサイトをご覧ください。

注意事項

  • 特段のアナウンスが無い限り,イベント内容の録画,録音,再配布等はご遠慮ください。
  • 接続先やパスワードは申し込み受付後に別途ご連絡いたします。
  • 前日まで接続先,パスワードの連絡がない場合はお問い合わせ先までご確認ください。

お問い合わせ

宮城県産業技術総合センター 機械電子情報技術部 情報技術開発班
 TEL:022-377-8700
 相談受付フォーム
E-mail: mest@mit.pref.miyagi.jp