概要
本研修は,リアルタイムOS導入時の考え方,プログラミング方法を習得する内容で,これからリアルタイムOS上でプログラムを開発しようとする方に最適です。マルチタスク・プログラミングの考え方は,実装のみならず設計工程においても基本知識として有用です。(広く普及しているμITRON4.0仕様リアルタイムOSを題材とします。)本研修は,昨今の新型コロナウィルス感染拡大の状況を踏まえ,オンライン型研修として実施します。実習は仮想ハードウェア(シミュレータ)上で行い,演習プログラムを配付しますので,受講後も継続して学習できます。
オンラインセミナーについて
本セミナーは,インターネット環境が整っていれば,自社内または自宅等での受講が可能なオンラインセミナーです。インターネットを通じて,講義の受講だけでなく,講師への質問なども行う事ができます。これまで,距離や時間の問題で,当センターのセミナー受講が難しかった方でも,技術を学んでいただけます。
- セミナー内容の録画・録音はご遠慮ください。
- Zoomの利用に必要な環境・要件等はZoomのサイトをご覧ください。
- 接続方法に関する個別対応はいたしかねますので,各自ご準備をお願いいたします。
プログラム
- 1RTOSの基礎
- リアルタイムOSとは?
- リアルタイムOSの利用のメリットとデメリット
- リアルタイムOSの同期通信機能
- 開発環境の確認
- ITRON
- ITRON仕様
- ITRONの同期・通信機能
- ITRON基本プログラミング実習
- 実行・開発環境の使用方法
- タスク生成方法
- デバッグ方法
- マルチタスクプログラミング
- 周期ハンドラ
- 割込みハンドラ
- ITRON同期・通信機能プログラミング実習
- セマフォによる排他制御
- イベントフラグ, データキューによる事象通知
講師
宮城県産業技術総合センター職員
受講について
- 対象者: 組込みソフトウェア開発者の方(社会人)
- 目的:リアルタイムOSの基本的な考え方,プログラミング方法を学習します。
- 前提知識:C言語による組込みシステムの開発経験(2年程度)
お申し込み
受講を希望される方は,下記の受講申込書に記名押印いただき,締切日までに到着するように,郵送にてお申し込みください。
- 参加申込書のダウンロードはこちら
- 代表者の欄には,法人にあっては,法人の名称,主たる事業所の所在地及び代表者氏名をご記入ください。また,印の箇所には法人名が入った印を押印してください。
- 受講が決定した場合,受講決定通知書及び受講料納入通知書(振込用紙)を送付します。受講料を所定の金融機関(ただし,ゆうちょ銀行を除く。)にて,納入通知書に記載の期日までに納付してください。
申込みにあたり
オンラインセミナー配信システムZoom
- アクセスするURL,パスワードについては,申込み受付後,別途,ご連絡いたします。
- Zoomの利用に必要な環境・要件等はZoomのサイトをご覧ください。
- 接続方法に関する個別対応はいたしかねますので,各自ご準備をお願いいたします。
- https://zoom.us/testでZoomの基本動作を確認できます。
- ハウリング防止のため,イヤホン等をご準備ください。(複数名で受講される場合)
教材
名古屋大学 大学院情報学研究科附属組込みシステム研究センター(NCES)の公開教材「組込みプログラミング初級」(RL78)(シミュレータ対応)(10章〜12章)を使用します。講義内容の事前確認,予習などに御活用ください。
- マイコン:RL78(ルネサスエレクトロニクス社製)
- 開発環境:CS+
実習用パソコンについて
開発ツールの評価版をインストールしたパソコン(Windows8以降)をご準備ください。ツールのインストール方法については,申込み受付後,別途,ご連絡いたします。また,ディスプレイが複数あると,より快適に受講いただけます。(Zoom用と実習用)実習のサポートを円滑に行うため,受講者のツール操作画面を講師や他の受講者と共有していただきます。
申込み先及び問合せ先
宮城県産業技術総合センター 機械電子情報技術部 情報技術開発班 担当:今井
TEL:022-377-8700 FAX:022-377-8712
電子メール:mest@mit.pref.miyagi.jp
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