概要
本研修では、アイデアとアドボカシー(=なんとか実現したいと思う気持ち)を同時に醸成する手法「アイデアスケッチ」を学びます。「たくさんアイデアを出したのに、結局商品開発には結びつかなかった」といった経験をしたことはありませんか?その原因は、アイデア出しの段階に必要な人々を十分に巻き込めていなかったことにあるかもしれません。研修は、オンライン会議システム「Zoom」とオンラインホワイトボード「Miro」を使ったグループワークにより、効率的且つ実践的に行います。研修で習得した内容は、新商品開発や新規事業立案など幅広く活用できます。商品開発に関わる方から経営者の方まで、多くの皆様のご参加をお待ちしております。
本研修で学ぶ「アイデアスケッチ」とは?
わずか数分で理解できる簡単なルールに従うだけで、絵の得意・不得意に関係なく、頭の中に浮かんだアイデアをスケッチとして表現できる手法を学びます。この手法により、アイデアを素早く共有して発展させつつ、なんとか実現したいと思う気持ちを醸成できます。
プログラム
- はじめに:アイデアスケッチとは,本研修の目標設定
- 課題の共有とデザインチャレンジの設定:事前課題の発表,事前課題を踏まえたデザインチャレンジの設定
- デザインチャレンジの再設定
- アイデアスケッチ:マトリクスの解説と実践,スケッチの描き方解説,スケッチの実践,アイデアのマッピング,ディスカッション
- まとめ:ワークショップの設計意図などに関する解説,質疑応答
研修で使うツール「miro」について
本研修ではZoomとオンラインホワイトボード「miro」を使って進行します。研修日前に別途「Zoomおよびmiro 事前操作講習会」を実施いたしますのでご参加ください。
- 「miro」の操作方法はこちらの資料をご覧ください。miro簡単操作マニュアル
- 「miro」のお試しページはこちらからご覧いただけます。アイデアスケッチWS miroサンプルページ(閲覧のみ)
研修講師
博士(メディアデザイン学)。オープンソースハードウェアとデジタルファブリケーションを活用し、多様なスキルや視点、経験を持つ人々が共にイノベーションを創出するための方法論や、その過程で生まれる知的財産を扱うのに適切なルールを探求。岐阜県大垣市において2010 年より隔年で開催しているメイカームーブメントの祭典「Ogaki MiniMaker Faire」では総合ディレクターを担当。
お申し込み
こちらから受講申込書をダウンロードし,必要事項を記入した上で,下記までメールまたはFAXにてお申込ください。
研修案内チラシ・受講申込書
定員になり次第申し込みを終了させていただきます。
FAXでのお申込み
メールでのお申込み
メールでも受付けております。メールの件名を「アイデアスケッチワークショップ申し込み」とし,申込書を添付して,下記まで送信してください。
開催レポート
一昨年度の研修では,グループワークを通して,アイデア発想のための「デザインチャレンジ」の設定手法,マトリクスの作り方,アイデアスケッチの描き方,マッピングによるアイデアのまとめかたについて学びました。
昨年度からは,Zoomで講師や参加者同士がコミュニケーションを取りながら,実際にアナログでスケッチを描き,Miroでアイデアの共有を行うオンライン形式で研修を実施しています。
- デザインチャレンジの設定
参加者がソリューション指向のアイデアを発想できるようにするための手法です。通常は「〜にはどうすればいいだろうか?」「もし?〜したらどうなるだろうか?」のように疑問形にします。 - マトリクスによる分類
ワークシートを使ってアイデア発想の幅を広げるための手法を学びました。進捗状況の把握にも有効です。 - アイデアスケッチの実践
短時間にたくさんのアイデアを出すための手法を学びました。絵の苦手な方でもすぐに実践できる手法です。 - マッピングによるまとめ
並び替え,投票し,議論することを通じて,アイデアを発展させつつ合意を形成していく手法を学びました。
この過程を丁寧に行うことで,良いアイデアと同時に,なんとか実現したいと思う気持ちを醸成します。
※今年度はオンラインで開催するので若干内容が異なります。
宮城県産業技術総合センター 企画・事業推進部 商品開発支援班お問い合わせ
TEL:022-377-8700
相談受付フォーム
E-mail: kensyu@mit.pref.miyagi.jp