更新日: 2022年3月4日
- 事業の概要競輪の収益を財源とした(財)JKA(現:公益財団法人JKA)の平成22年度「公設工業試験研究所の設備拡充補助事業」により設備の拡充をおこないました。
- 補助事業の概要宮城県内の中小機械製造業は、グローバルな競争環境下に置かれており、急速な技術革新や顧客の多様化に対応することが必要な状況にあります。また、その一方で、製品の品質や安全性に対する要求も厳しくなってきており、高精度かつ迅速な検査や分析が求められています。そこで、宮城県では、宮城県産業技術総合センターに、「マイクロスコープ」を導入し、現行の装置では対応できなかった凹凸の大きな製品の観察や、二次元および三次元計測の要望に対応しました。本装置を用いた施設・機器開放事業・技術改善支援事業・技術研修事業・研究開発事業を通して、製造業による不良の削減、歩留まり向上ならびに新製品の開発の支援に努めるものであります。
- 予想される事業実施効果機械部品・電子基板の微細構造等の拡大観察及び破断面解析を行うことで、自社製品の性能や安全性を保証するデータとして活用することができ、信頼性の高い製品の開発が大いに促進されることが予想されます。
- 本事業により導入した設備マイクロスコープ
設置場所【宮城県産業技術総合センター】
各種材料・製品の形状や表面状態を拡大観察する機器。 - 機器概要
仕様 1/1.8型211万画素CCD
17型カラー液晶
深度合成、3D画像表示機能
ハレーション除去
フリーアングル観察システム、ズームレンズ50倍から500倍まで
XY測定システム、ズームレンズ100倍から1000倍まで用途 製品の拡大観察
二次元計測、三次元計測メーカー名 キーエンス 型式 VHX-1000 -
お問合せ先
担当者 材料開発・分析技術部 環境プロセス応用班 TEL 022-377-8700 FAX 022-377-8712 E-Mail soudan-itim@pref.miyagi.lg.jp