更新日: 2022年3月1日
以下の研究テーマで研究開発を行い，地域企業への技術移転を目指します。
＜機械・電子分野＞
- 機能的電気刺激システムを中核とする最先端リハ・福祉システムの構築と新産業の創出
- 室温・超高感度磁気センサの開発
- 携帯用電源の開発/軟磁性薄膜作成技術の高度化
- 身体装着型動きセンシングシステムの開発病気，事故等で手足に障害が残った方々の日常生活に必要な運動機能を再建する機能的電気刺激システムに必要な要素技術を開発する。
- IC応用ソフトウェアの開発
高精度間隔測定システムのエンジニアリングモデルを構築し,研削加工装置の砥石とワーク間の自動位置決め機構を実現する。さらに，組み込み分野で利用されるリアルタイムOSのμITRON Ver4 をSH1プロセッサへ実装及び公開も行う。
＜材料・加工分野＞
- 研削加工による超精密・鏡面部品の高能率加工プロセスの開発
センター独自の砥石のツルーイング・ドレッシング法と鏡面研削加工技術を用いて，非軸対称非球面ミラー/レンズ金型を製品ターゲットとした，任意曲面の超精密・鏡面加工法を開発する。 - 非軸対称非球面の加工に関する研究開発
光学機器の小型・軽量化，高機能化に対応するため，次世代のデジタル製版機用レーザースキャニングユニットに不可欠となる高精度3時限fθレンズ(非軸対称非球面)の加工技術開発を行う。 - リサイクル型高性能吸着プレート材の開発
放電プラズマ焼結(SPS)法などを用いて多孔質体の任意な空隙制御を可能とすることにより，リサイクル性を兼ね備えたワークの搬送・固定用多孔質吸着プレート材の大幅な特性向上を図るための基盤となり得る焼結関連技術を確立する。 - 生分解プラスチックの分解性制御に関する研究
完全生分解が確認されている樹脂に米糠やおから等の有機廃棄物と抗菌物質を混練することで，用途や使用環境に応じた生分解速度を制御するシート・フィルムを作成する。 - 工業洗浄における洗浄度の評価技術に関する研究
工業洗浄における適切な洗浄評価方法を導入し，洗浄工程の最適化をめざす。これによって不良の原因を把握し，製品の不良を削減する。また，簡便かつ定量の可能な新しい評価装置を開発し，実用化を目指す。
＜食品・バイオ分野＞
- 有用清酒用酵母の育種
新しいアルコール商品の提案と高品質な純米酒・純米吟醸酒製造のための清酒酵母の開発を行う。 - 繊維資源を利用したシードコーティング材の開発
稲作の省力化技術である直播栽培法の改良法として，繊維資源を活用したコーティング資材の開発を行う。 - 活性酸素消素材の抽出と食品への応用
本県農産物から新規の有用成分の検索と機能性の評価を行う。
＜産業廃棄物関連＞
- 雑誌古紙を用いた発泡成形エコマテリアルの開発
環境リサイクル社会の実現に向け，新聞，段ボールなど古紙廃材を活用した梱包用発泡材の開発を行う。商品事業化を目的に，通産省の新エネルギー・産業技術総合開発機構の委託研究として3ヵ年計画で実施し，魅力性能，品質，コストの重要課題に取り組む。
＜商品化支援関連＞
- 三次元設計及びラピッドプロトタイピング技術を活用した商品化支援研究
商品開発期間の短縮化や市場ニーズに対応した商品化支援を目的に，3次元設計及びラピッドプロトタイピング技術の構築や造形モデルの適用範囲の拡大，さらには小ロットに対応した金型加工法の確立を目指す。