平成15年度研究開発テーマ

更新日: 2022年3月1日
 
テーマ名年度共同単独の別現組織での主担当部概要
室温・超高感度磁気センサの開発平成10〜15年度共同機械電子情報技術部FES制御に必要となる筋磁場等生体磁場計測を室温で測定する高感度磁気センサ(微小磁界を高精度に検出できる小型,低消費電力の磁気センサ)と,本センサを応用した身体位置計測システムの実現を目指す。
携帯用電源の開発/軟磁性薄膜作成技術の高度化平成10〜15年度共同機械電子情報技術部(財)電気磁気材料研究所が開発した高性能磁性材料を薄膜することにより従来のインダクタに比べ格段に薄型化したインダクタを開発し,それを導入した超小型電源を実現する。
身体装着型動きセンシングシステムの開発平成10〜15年度共同機械電子情報技術部FESによる動作再建において,FESシステムの安全性の向上と実用化を目的に,FES立位・歩行制御システムの実現と,基本的動作や補助機構のシミュレーションによる身体動作支援機器(補助具)の開発を目指す。
研削加工による超精密・鏡面部品の高能率加工プロセスの開発平成11〜16年度単独材料開発・分析技術部センターがこれまで蓄積した加工技術を非球面形状の超精密加工に応用し,非軸対象非球面工学素子(fθレンズ)を製品モチーフに,これに必要となる砥石成形法・加工条件・砥石などの要素技術の開発を行う。
高性能吸着プレート材の開発平成12〜16年度単独材料開発・分析技術部多孔質体における気孔の任意制御を目指し,固定精度・反応速度・吸着能力等の諸問題を解決した高性能吸着プレート材の開発を行う。これを応用し廃液処理フィルターや排ガスフィルターなど用途展開を図る。
バイオ生分解性素材の実用化研究平成15〜17年度単独材料開発・分析技術部「みやぎバイオマス循環構想」の提言に基づきバイオ生分解素材の物性の向上を図り,循環型社会形成の一翼を担う商品群の実用化を目指す。また,国産原料を用い二軸押出機によるバイオ生分解素材を開発する。
木質系多機能調湿性建材の開発平成15〜16年度単独材料開発・分析技術部解体廃木材や製材工場の端材など未利用木質資源の有効活用を目的に,難燃性等高機能パーティクルボード(PB)製品・難燃性中質繊維板(MDF)製品など,高付加価値付与技術の開発を行い,用途拡大を目指す。
DNAマイクロアレイ手法による次世代酵母の開発平成14〜16年度共同食品バイオ技術部これまで純米酒用酵母や低アルコール酵母の開発・実用化を進めてきたが,低酸化など更なる酒質向上に向け,遺伝子変異株の選抜と形質の検証評価・突然変異株の取得・醸造適性の判定を経て実用化を目指す。
食品中有害物質の簡易定量評価法に関する研究平成15〜17年度単独食品バイオ技術部最適化された添加物や加工技術を導入した安全性の高い食品の開発による県産食材の付加価値向上を目指し,化学物質評価法に関する調査・微生物増殖抑制法と化学反応抑制手法に関する調査を行う。
定量的清浄度評価技術を用いた低環境負荷水系洗浄技術に関する研究平成15〜17年度単独材料開発・分析技術部ミドルレンジ超音波洗浄及び低周波振動洗浄など,環境負荷の小さな新たな洗浄方法を開発する。また,新規機能性表面が作製可能な清浄度の高い表面創出を目的に,自己組織化膜に関する技術動向調査を行う。
有機材料中の重金属分析技術の開発平成15〜17年度単独材料開発・分析技術部重金属等有害物質に関する規制が強化され,また地球環境保全の視野でのリユース・リサイクル技術が求められている。ここでは有害元素定量・プラスチック迅速分解法など基幹となる評価技術の確立を目指す。
食と環境リサイクル技術に関する調査研究平成15〜17年度単独食品バイオ技術部「みやぎ産業重点戦略」における戦略分野である「環境産業フロンティアの開拓」に基づき,県内で発生する廃棄物を原料としたリサイクル素材及びリサイクル技術開発の可能性調査及び開発計画の具体化を行う。
地域資源活用型商品開発(デザイン)研究平成15〜17年度単独企画・事業推進部県内に現存する地域資源の調査を行い地域資源マップを作成し,これから有益な地域資源を抽出し,融合化・複合化させ,IT技術を活用して高品質なデザインを行い,輸出向けの新たな商品シーズを提案する。
ワイヤレスネットワークを中心としたハードウェアIP及びHDL自動生成ツールの開発平成15〜17年度共同機械電子情報技術部ネットワーク技術の普及に伴い重要性を増しているディジタル信号処理用のハードウェア部品(回路モジュール)をHDL形式で自動生成するHDL自動生成ツールを開発し,一般公開する。
組み込みシステム・オープンプラットホームの構築とその実用化開発平成14〜15年度受託機械電子情報技術部組込みシステム用オープンプラットホームを構築し,フリーソフトウェアとして一般公開する。当該年度はVR5500,MPC860,PowerPC405用リアルタイムOS及びデバッキングシステムの開発を行う。
機能性県産食品の技術開発
-XYZ理論による食品機能性評価-
(特定中小企業集積活性化支援事業)
平成13〜15年度共同食品バイオ技術部既に生ワカメには生理活性機能(抗酸化機能)があることを見出している。今後は抗酸化機能性と成分の関係を明らかにし,併せて緑色保持や保存性向上など素干し・湯通しワカメの魅力向上技術開発を行う。