更新日: 2023年2月27日
新工法による製品開発や新材料開発において,大規模計算によるシミュレーションや放射光施設,中性子線実験施設等を利用した例がある一方で,規模の小さな開発案件についてはトライアンドエラーによる開発が多く,組成や加工条件等の違いがどのように物性や製品の出来映えに影響しているのか不明なまま,製品製造時や完成品に不具合がなければそのまま開発は終了となっていた。
本研究では,プレス加工製品とセラミックスシンチレータを対象とし,物性と材料組織・組成との関連性,加工条件等と材料組織との関連性を解明し,材料物性の向上や品質向上につなげ,企業の技術開発力向上につなげることを目的とする。
プレス加工製品については当センター保有の分析機器を用いて組織観察等を行い,プレス工程の改善に資する情報が得られ,セラミックスシンチレータについては透光性に影響を与える焼結条件に関する情報を得たので報告する。
【県単独試験研究 令和2年度~令和3年度】
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