更新日: 2022年5月9日
近年,工業材料及び製品の性能が飛躍的に向上していく中で,材料の構造は微小化・複雑化していき,より高度な分析支援が求められている。そのため,現在当センターが所有している分析装置だけでは今後充分な分析支援ができない事例が増加していく可能性がある。例えば,環境負荷低減の観点から最近注目されているセルロースナノファイバー(CNF)の構造解析について,これまで充分な分析支援ができていなかった。そこで,東北大学ナノテク融合支援センターが管理し,東北大学大学院理学研究科附属巨大分子解析研究センターが保有する最新の分析装置(固体NMR:JNM-ECA(日本電子(株)製)でCNF の構造解析を行い,県内企業に情報を提供することで,分析支援業務のさらなる高度化を目指した。