令和6年度「【初心者向け】 手軽に物撮り(商品撮影)ワークショップ」開催報告

更新日: 2025年4月8日
 

2025年2月26日(水)、宮城県産業技術総合センターを会場に、R6年度「【初心者向け】 手軽に物撮り(商品撮影)ワークショップ」を開催しました。本ワークショップでは、ホームセンター等で購入できる資材で作った「撮影ブース」とクリップライトを使って、デジタル一眼レフカメラで手軽に「物撮り(商品撮影)」するテクニックを学びました。

ワークショップの前半では、カメラの基本的な構造と、絞り値(F値)、シャッタースピード、ISO値などの基礎用語についての講義が行われました。参加者は、持参した自分のカメラの設定を一つ一つ確認しながら、熱心に講義を受講しました。

カメラの仕組みと、各設定値の意味について解説する講師。
カメラの基本性能や設定を確認する参加者と講師。

ワークショップの後半は“撮影実習”の時間です。会場に、ホームセンターなどで手軽に買える資材で作った撮影ブースが設置され、参加者は自分のカメラを使って実際に“物撮り”に挑戦しました。

複数用意されたライトそれぞれのライティング効果や光を当てる角度、レフ板(反射板)の使い方などについて、その場で撮影した写真を大型モニターに投影し、講師から、解説が行われました。

クリップライトなど、手軽に買える資材で組み立てた撮影ブース。
“物撮り”に挑戦する参加者。

“物撮り”に初挑戦する参加者も多かったのですが、各数値の意味やライトの基礎的な使い方などをきちんと理解したことで、きれいな写真を撮影することができたようです。

基本の撮影方法の他、参加者から「反射する部品の撮影方法」や「透明な瓶の撮影方法」などについて質問があり、身近にあるものを使って講師が即興で特設ブースを組み立てて、撮影を行いました。反射する物や透明な物の撮影にはコツがいりますが、「白や黒い板をあえて写りこませて」という講師のアドバイスのもと、参加者たちは四苦八苦しながら撮影にチャレンジしました。

光のグラデーションを作り、反射物に写りこませるテクニックにチャレンジする参加者。

透明な瓶の形を際立たせる“黒締め”の効果を確認する参加者。

2025年度も、デザインや商品開発に関連する様々な研修・セミナーを実施予定です。
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